心地よい香りに包まれて心身ともにリラックスしたい!アロマオイルに興味はあるけど、どうすればいいのかわからない・・・
そんなアロマ初心者さんにわかりやすくアロマオイルの楽しみ方をご紹介します!
アロマオイルは種類も多く難しく思われがちですが、注意点を守れば自分の好きな香りを今すぐ簡単に楽しめますよ。
最初に揃えたい万能アロマオイル
- ラベンダー
気持ちが和らぐ優しいフローラルの香り
やわらかくて優雅な印象を抱くため、化粧品や洗剤などの商品にもよく使われます。
ラベンダーの香りはアロマオイルの中でも最も一般的に使われています。
ラベンダーのアロマオイルは緊張やストレスを和らげ、ゆったりと落ち着いた気分にしてくれます。
香りも効果も万能なラベンダーのオイルを持っていると、様々なシーンで活躍してくれるので、初心者さんはぜひ取り入れてみてくださいね。
- 就寝前に
ハンカチに2,3滴落とし枕元に置くか、ディフューザーに1~6滴入れてベッドルームに香りを広げると、フローラルな香りが心身ともにリラックスし心地よい眠りへと導いでくれるのでぐっすり眠れます。寝つきが悪いときにもおすすめです!!
私が初心者の頃は、お手軽なハンカチやティッシュにオイルを落とし枕元に置いて楽しんでいました。特別な道具も使わず、火や電気も使わないので初心者さんには安心ですよね! - 眼精疲労に
洗面器にお湯はり、オイルを1,2滴加えてタオルを浸し、絞って目を温湿布します。
じんわりと目元を温めながら血行を促してくれ目の疲れを癒すとともに、ラベンダーの香りでリラックスできるので私は就寝前に温湿布をすることが多いです。 - 肌ケアに
ラベンダーは心と体をキレイにするといわれるハーブです。春から夏は陽射しが強く紫外線も強烈です。普通に生活していても気づくと日に焼けている部分があったりと油断できません。そんなときは120mlの水に10滴ほどオイルを加え、混ぜ合わせて患部にスプレーかコットンパックをします。皮膚ダメージを軽減してくれます。
『日焼けした肌ケアってどうしたらいいの?』と迷ったときにも、ラベンダーのアロマオイルがあれば肌ケアができるんです!日焼けしてしまったときのスキンケア用品を買う必要もないので、お肌にも家計にも嬉しいですね!!
- 就寝前に
- オレンジスイート(オレンジ)
オレンジそのままのようなみずみずしく甘いフルーティーな香り
柑橘系の香りでも特に愛され、気分をリフレッシュしたいときにも適しています。
シャンプーやボディソープなどの洗剤、ルームフレグランスなど広く使用されています。
ストレスや不安が和らぎ、心を穏やかにしてくれます。また油汚れなどお掃除にも使用できます。抗菌作用もあるので空気洗浄にも役立ちます。
誰からも愛されるオレンジの香りはお部屋で香らせるのがおすすめです。空気の浄化やリラックス効果で心地よく過ごせます。
- 腹痛に
キャリアオイル15ml(大さじ1)にオイルを3滴加えてよく混ぜます。
2,3滴手に取り、優しく撫でるように腹部に塗布します。消化器系に働きかける作用と優しい香りがお腹の痛みをケアしてくれます。
お腹の痛みは撫でると落ち着きますよね。私は家族に(大人も子どもも)時計回りに優しく撫でながら塗り広げてあげます。オレンジの香りと手当てで痛みが和らぐとともに、私も『大丈夫かな』という不安から解放されています。 - 空気だけでなくキッチンも洗浄
水約450mlにオレンジのオイルを10滴加えて拭き掃除のクリーナーに。空気洗浄だけでなく油汚れに強い成分であるリモネンの作用で、キッチン掃除でも活躍してくれます。
最近、オレンジオイルが入っている洗剤や油汚れに強力な洗剤も売られていますが、手荒れなど心配ですよね。
その点アロマオイルは自然のものなので手荒れの心配もなく安心して使えます。掃除後はピカピカになったキッチンとオレンジの香りが癒してくれますよ!!
- 腹痛に
- ユーカリ(ユーカリプタス)
鼻にスーッと抜けるようなすっきりとした清涼感のある香り
空気を浄化し、集中力や注意力を高める効果があるユーカリの香りは、スパやサウナで利用されることが多く、ストレス解消や疲れを癒したいときにおすすめです。
優れた防虫、抗菌作用があるほか、鎮痛や消炎作用もあります。
- 肌ケア
傷口や湿疹、火傷などの細菌の増殖を防ぎ、膿を抑制する働きがあります。
身体の一部分に塗布する場合、キャリアオイルを1:1で薄めてから塗布します。また脇の下に塗ると汗やにおいを抑えることができます。 - 衣類の抗菌に
洗濯洗剤1回分に3~5滴オイルを加えて洗います。衣類を細菌から守ってくれ、においも除去してくれます。部屋干しの際のにおいの発生も抑えられるので生乾き臭が軽減され、天気が悪い日の洗濯や事情があって部屋干ししかできないときはおすすめです。 - 風邪に
鼻や喉の炎症に作用し、たんや咳を和らげてくれます。
直接ビンから香りを吸入します。鼻の通りがよくなります。日中や外出時はオイルを1,2滴落としたハンカチを嗅いだり、マスクの外側にスプレーで吹きかけて吸入するのもおすすめです。
私はこれまでコロナ禍もあってマスクにスプレーして吸入することが多かったです。また、発熱時は冷水にユーカリオイルを1,2滴加え混ぜてタオルを浸し、絞っておでこを冷湿布します。香りをつけることで、おでこを冷やすとともに鼻づまり解消にも役立ってくれますよ!!
- 肌ケア
- ヒノキ
日本人に馴染み深い心休まる森林の香り
日本の風土に合った香りで落ち着きがあり、和室や茶室などにもよく使用されます。
心身をリフレッシュさせる効果や防虫効果があるため、お風呂やリビングルームで利用されることも多い香りです。
目を閉じると森の中にいるような感覚になり、まるで森林浴をしているようなリラックスとリフレッシュが同時にできますよ!
- むくみや冷えに
バスタブに2,3滴落として体を外側から温めます。血行が良くなりリンパを流し、疲労や筋肉痛、関節痛、むくみを緩和してくれます。
キャリアオイルに1,2滴混ぜて足や足裏に塗布し、マッサージをするのもおすすめです。マッサージ効果とヒノキオイルの血行促進作用で足の疲れをとってくれます。
デスクワークや立ち仕事の方はぜひ試してみてくださいね! - 肌ケア
洗顔料などにオイル1,2滴加え洗浄します。ヒノキの清潔作用が毛穴に詰まった皮脂汚れ、黒ずみを取り除きニキビや吹き出物対策に適しています。
- むくみや冷えに
- ゼラニウム
ローズを思わせるようなフローラルな甘い香り
フローラルでありながら甘すぎず、上品な香りを持っているため、香水やコスメ製品など香りの素材としても使用されることが多くあります。
女性らしい雰囲気を出したいときにおすすめの香りです。
感情のバランスを整えて、気持ちを穏やかにしてくれます。皮脂やホルモンの分泌を調整するので、肌のくすみやニキビなどの肌トラブル、更年期障害や生理痛などの緩和にも繋がります。
- ホルモン分泌の調整
湯船に2,3滴落とし、体をしっかり温めましょう。ホルモンバランスの乱れからくるPMS(月経前症候群)や生理不順、更年期障害など女性特有の症状に効果があるといわれています。生理前にイライラしたり、むくみ安い人には特におすすめです。ホルモンバランスを整え、女性特有の悩みをケアしてくれます。 - スキンケア
キャリアオイルで薄めて使うか、化粧水や乳液、クリームに1滴加えて使います。
皮脂のバランスを調整し肌をふっくらとした状態を保ってくれます。シワやシミ、お肌のアンチエイジング、皮脂分泌バランスをとる作用があり、スキルケアに欠かせないオイルです。乾燥肌と脂性肌のどちらにもよいのも魅力ですね。
また、抗菌、抗真菌、抗炎症作用も強いことから、ニキビや火傷、水虫ケアにも役立ちます。キャリアオイル30mlにゼラニウム3滴を加えてよく混ぜ合わせます。適量を手にとって、シミやシワが気になるところに優しくのばします。
ゼラニウムは女性の強い味方ですね!! - 虫よけ
コットンに2,3滴落として置いておくと、虫よけ作用で蚊取り線香の代わりにもなってくれますよ。
- ホルモン分泌の調整
たくさんあるアロマオイルの中でも、この5種類は使い道が幅広く香りも親しみやすいです。 これらのアロマオイルは、それぞれ持っている特性によってリラックスやリフレッシュなど、様々な効果が期待できるため、幅広い用途に利用されています。
苦手な香りは逆にストレスになるため、癒しの効果を最大限得ることができません。
キャリアオイル(ベースオイル)や水などで薄めることで、香りを控えめにすることができます。
また、香りを変えることで心地よいと感じる香りが、ご自身に合っている香りなので、香りを試しながらお気に入りの香りを見つけるのもおすすめです。
アロマオイルの使い方
アロマオイルの楽しみ方はたくさんありますが、代表的な使い方は「芳香浴」、「沐浴」、「吸入」の3つの使い方です。
- 芳香浴
アロマディフューザーやアロマストーンなどにアロマオイルを落とし、香りを空間に広げて楽しむ方法です。芳香浴の良いところは、アロマの香りを部屋中に広げて楽しめることです。 - 沐浴
湯船にアロマオイルを数滴落として、お湯に浸かりながらアロマの香りを楽しみます。
浴室に湯気とともにアロマの香りが広がりリラックス空間を演出してくれます。 - 吸入
ティッシュやハンカチにアロマオイルを1~2滴落とし、香りを直接吸い込むことでアロマオイル本来の香りを楽しめます。
ただし、アロマオイルの刺激を受けやすいので、目を閉じて香りを楽しみましょう。
自宅にあるものを使ってアロマオイルを楽しむ
自宅にあるものを使って初心者でも簡単にアロマオイルが楽しめます。
- ハンカチやティッシュを使う
ハンカチやティッシュにお好みのアロマオイルを
1~2滴落として枕元やデスクに置くだけ。
アロマの香りが漂いリラックスやリフレッシュができます。特別な道具が必要ないので一番お手軽に芳香浴ができます。また、香りをつけたハンカチをバッグに入れてお出かけすれば、バッグを開けたときにふわぁっといい香りが広がります! - マグカップを使う
マグカップに熱いお湯を入れ、お好みのアロマオイルを
1~2滴落とします。
目を閉じて立ち上がる蒸気に顔を近づけ深呼吸するように、
ゆっくりと吸い込みます。オイルの効果をダイレクトに取り入れることができます。
専用グッズを使ってアロマオイルを楽しむ
- アロマディフューザー
ボトルにスティックを刺して香りを楽しむリードディフューザーや、霧状にアロマを散布する電気式アロマディフューザーがあります。心地よい香りを広範囲かつ効率的に広げられます。 - アロマポット
オイルを垂らした皿を下からキャンドルの火で温め、香りを広げてくれます。伝統的なアロマ芳香器で落ち着けます。キャンドルの灯りによるリラックス効果も得られます。
火の取り扱いには十分ご注意ください。周りに引火性のものがない水平な場所で使いましょう。 - アロマキャンドル
火を灯すと炎のゆらめきも楽しめ、キャンドルが溶けながら香りを広げてくれます。
様々な香りや形、デザインが豊富なので、迷ったときは好きな香りやブランドで選ぶのもいいですね。
火の取り扱いには十分ご注意ください。周りに引火性のものがない水平な場所で使いましょう。 - ラアロマンプ
アロマランプはアロマライトともいいます。電気の熱でオイルを温め、ゆっくりと香りを広げてくれます。アロマオイル少量でも香りが広がりやすく、火を使わないので取り扱いやすいというメリットがあります。置き型のコード式と直接コンセントに差し込むコンセント型があり、ルームインテリアそして使えるのも便利です。
アロマオイルを使うときの注意点
- 品質の確かな100%天然アロマオイル(精油)を使いましょう。
- アロマオイルは高濃度の成分を含むため、適切な濃度で使用してください。
- 肌に使う場合は必ずキャリアオイルで薄め、アロマオイルを使う前に肌テストをしてから使いましょう。
- 光に敏感な成分が含まれたアロマオイルを使うときは、じっくり日光にあたると肌荒れやかぶれなどの皮膚トラブルが起こることがあるので注意しましょう。
- アロマオイルは絶対に飲まないでください。
- 小さな子どもや高齢者、妊娠中、授乳中の方、持病のある方は医師に相談し、慎重に使いましょう。
- アロマオイルは日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管し早めに使い切りましょう。
また、子どもやペットの手の届かない場所に保管することも重要です。
以上の注意点を守ることで、アロマオイルを安全に使うことができます。
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