置いておくだけで、部屋に心地よい香りを届けてくれるリードディフューザーはインテリアとしても楽しめるお洒落なデザインが魅力のひとつです。
水や電気が不要なため、手間がかからず、さまざまな場所に置きやすい点も人気の理由です。
そんなリードディフューザーですが、実は少ない材料で簡単に手作りできるってご存じですか?
材料を順番に混ぜ、スティックを挿すだけなので、初心者さんやハンドメイドが苦手な方にもおすすめです。
好みの香りを使って、あなただけのオリジナルリードディフューザーを作りましょう!!
リードディフューザー失敗しない簡単な作り方
リードディフューザーはシンプルな材料で手作りできるのが魅力です。
初めてでも簡単にできる作り方をご紹介します。
失敗させないリードディフューザー作りに必要な材料
次の5つの材料を用意しましょう。
- アロマオイル(精油)
- 無水エタノール
- ガラス瓶
- リードスティック
- ビーカー(紙コップ)
リードディフューザーの失敗しない材料選びのポイント
- アロマオイル(精油)
リードディフューザーの香料として欠かせないのが『アロマオイル(精油)』です。
今回は天然成分100%の精油(エッセンシャルオイル)を使用します。
※ 精油とは植物から採れる香りのエッセンスです。香りが楽しめるだけでなく、さまざまな効果・効能(リラックス、リフレッシュ、安眠、消臭など)も期待できるのが最大の特徴です。
柑橘系や葉から採れる精油は香りが短時間で消えてしまうため、リードディフューザーには、花や木、樹脂系などの持続性のある香りを加えるのがおすすめです。
どんなアロマオイル(精油)を選べばいいかの迷ったら?
失敗させないためには、自分の好みの香りを最優先に選びましょう。
リードディフューザーを目的別や置きたい場所に合わせて、アロマオイル(精油)を選んでみるのもいいですね!
リードディフューザーを目的別や置きたい場所に合わせて、アロマオイル(精油)を選んでみるのもいいですね!
アロマオイル(精油)は1種類の香りだけでも作れますが、2~3種類のアロマオイル(精油)をブレンドすると、香りにより一層深みが増し、香りを長持ちさせることもできます。
- 無水エタノール
無水と言う通り、水分をほぼ含まない100%に近いアルコール(アルコール濃度99.5%)で、揮発性が高く水にも油にも溶ける性質を持っています。
アロマオイル(精油)を希釈して、香り立ちを高めるために使用します。
また、無水エタノールはドラッグストアやネット購入ができるので簡単に入手できます。
※ エタノールにはいくつか種類がありますが、無水エタノールはアロマオイル(精油)と馴染みがよく、またアルコール濃度を計算しやすいというメリットがあります。
エタノールは引火性があるため、火気の近くでの使用・保管は避けましょう。
- リードスティック
香りを拡散させるための必須材料のスティック(棒)です。
香り立ちを良くしたい場合、専用のリードスティックを使用するのがベストですが、スーパーや100円ショップで購入できる竹串や竹ひごでも代用できます。
まずは、お手軽な竹串や竹ひごから始めるのもおすすめですよ!
※ リードスティックはネット購入や無印良品など生活雑貨店などでも購入できます。
上記のスティック画像は100円ショップで売られているものです。お洒落で本数も入っているので、お手軽に始めることもできますね!
瓶に挿し込むスティックの本数で、香りの強さを調整できますが、基本的には5~10本用意すれば十分です。
- ガラス瓶
ディフューザー液を入れる容器です。
アロマオイル(精油)やエタノールは、プラスチックを溶かす性質があるため、必ずガラス製の容器を選びましょう。
口の広い容器はディフューザー液が蒸発しやすくなるため、できるだけ口の狭いのものを選ぶことが失敗しない重要ポイントです。
ドリンクの空き瓶や100円ショップのインテリア用の小瓶なども意外と使えますよ!
リードディフューザーの作り方
それでは、早速作っていきましょう!!
※ テーブルを汚さないように、受け皿やタオルを敷いておくと安心ですよ!
- ガラス瓶に無水エタノールを入れる
ガラス瓶の口が狭く、直接エタノールを注ぐことが難しい場合は、ビーカー(紙コップ)を使うと注ぎやすくなるのでおすすめです!
※ 紙コップを使う場合は、指で軽く折り曲げて注ぎ口を作ると注ぎやすくなります! - アロマオイル(精油)を加える
無水エタノールとアロマオイル(精油)の分量は9:1の比率(香り濃度10%)を目安に、お好みで調整してください。無水エタノール45ml・アロマオイル(精油)5ml(約100滴)
無水エタノール27ml・アロマオイル3ml(約60滴)
※ アロマオイル1滴=0.05ml - リードスティック(竹串・竹ひご)を数本挿し込む
香りの強さは、挿し込むスティックの本数で調整できます。
市販のリードスティックの代わりに竹串を使う場合は、先端をハサミでカットしておきましょう。見栄えが良くなります!!
とっても簡単に世界にひとつだけのリードディフューザーが完成です!
瓶にリボンやラベルなどお好みで装飾すると、さらにオリジナル感が出でるのでおすすめですよ!
リードディフューザーを長持ちさせるコツ
- 口の狭い瓶を選びましょう!
無水エタノールは揮発性がとても高いので、空気との接触面が多いと蒸発が早くなります。
ガラス瓶はできるだけ口の狭いものを選びましょう。
- 保留剤としてグリセリンをプラス!
化粧品の原料などに使われるグリセリンですが、吸収性に優れており、ディフューザー液の揮発を抑えて長持ちさせる効果があります。
グリセリンはドラッグストアやネット購入ができます。
※ グリセリンを加える量は全体の10%を目安にしましょう。
例 50mlのリードディフューザーを作る場合は、小さじ1杯(5ml)程度を加えてください。
- 異なるノートの香りをブレンドする!
香りがしないと感じる場合は、アロマオイルの配合やブレンドを見直してみましょう。
アロマオイル(精油)は、それぞれ空気中に揮発する速さが違います。
専門用語で『ノート』といい、揮発性の早いものから、トップノート・ミドルノート・ベースノートの3種類があります。
この3つのノートの精油をバランスよくブレンドすると、香りがより長持ちし、時間の経過と共に変化していく香りも楽しめますよ!!
- 週に一度リードスティックをひっくり返す
リードスティックの表面に香り成分が過度に付着してしまうと、新たな香り成分が適切に拡散されなくなり、ディフューザーの効果が低下してしまいます。
週に一度リードスティックをひっくり返すことで、リードスティックの表面に付着した香り成分を均等に分散させ、新鮮な香りを保つことができますよ!
- ディフューザー液がドロっと固まってきた感じがしたら無水エタノールを加えてみる!
オイルに含まれる水分は、時間の経過とともに気化していきます。
水分が気化するとオイルの粘性が強くなり、リードスティックなどがドロっと固まってきた感じになってくる場合があります。
このような場合は無水エタノールをアロマオイル(精油)に加え、水分を補充してみてくださいね。
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