ハーバリウムディフューザーとは、綺麗な見た目のハーバリウムとルームフレグランスとして人気のリードディフューザーを組み合わせたものです。
火や電源も使わないので安全性が高く、インテリアとしても人気が高まっています。
お店でも多くの商品が販売されていますが、自宅のインテリアやお好みの香りに合わせて、より華やかでオリジナリティのあるハーバリウムディフューザーを手作りしてみませんか?
作り方は簡単で材料を瓶に入れていくだけ!
アロマオイル(精油)初心者の方や手作りが苦手な方でも気軽に作れます。
リードディフューザーとハーバリウムをアレンジして、お好みの香りと花材で、世界に一つだけのハーバリウムディフューザーの作り方をご紹介します。
ハーバリウムディフューザーの作り方と必要な材料
ハーバリウムディフューザーは香りを広げてくれる素敵なインテリアにもなります。
以下は、ハーバリウムディフューザーを作るための基本的な材料と作り方です。
ハーバリウムディフューザーの基本的な材料
- アロマオイル(精油)
お気に入りの香りのアロマオイル(精油)を使います。
アロマオイル(精油)によっては液体が白濁するなど着色したり、花材に色落ちが起きたりすることがあります。
- ベースオイル(無水エタノール)
ベースオイルとは、キャリアオイル(植物油)のことです。
ハーバリウム用のベースオイルの代わりに無水エタノールを使用してもOK!
※ 無水エタノールを使用する場合は、ベースオイルと比べ精油を使う分量が多くなります。
- リードディフューザー用の瓶
ハーバリウムディフューザーは容器選びで仕上がりに違いが出てきます。
香りが揮発するので、口の狭いものをおすすめします。
自宅にある瓶を再利用してもいいですし、おしゃれな形の瓶やキャップ付きのリードディフューザー用の瓶もおすすめですよ!
※ 使用前には必ず瓶を洗浄し、しっかりと乾燥させた瓶を使用してください。
- リードスティック
容器に入れたリードディフューザーのスティックが香りを吸い上げ、空間に香りを広げてくれます。リードスティックの本数で香りの濃度を調整して、お好みの香りの強さにしましょう。
※ トイレなど、臭いが気になるところはスティックを多めにするといいですよ!
- ハーバリウム用花材
ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを使用します。
アロマオイル(精油)や置く場所に合わせて花材を選ぶのも楽しいですね!
※ 生花は水分を多く含んでいるので、腐敗やカビの原因になるのでハーバリウムディフューザーの材料に適していません。
- ピンセット
瓶のサイズに合わせたものをご用意ください。
- ビーカー(紙コップ)
ベースオイルを瓶に注ぐ際に使用します。
ハーバリウムディフューザーの作り方
1.瓶に花材を詰める
ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどの花材を瓶に詰めていきます。
どこを正面にするか決め、最後に数本挿すスティックも念頭に置きながらバランスをみて花材を詰めていきましょう。
※ 瓶に合わせて事前に花材を組み立てておくと、瓶に花材を入れる際にイメージしやすいですよ!
2.ガラス瓶にベースオイルまたは無水エタノールを入れる
ベースオイルや無水エタノールをビーカー(紙コップ)に移し入れてから、瓶にゆっくりと注ぎ入れます。
分量は瓶に対して8分目くらいまで入れます。
もし花材がずれても、最後にピンセットで調整できるのでご安心を!
3.アロマオイル(精油)を加える
お好みのアロマオイル(精油)を入れます。
分量はベースオイルに対して2%ほどです。
無水エタノールを使用する場合は、アロマオイル(精油)の分量が無水エタノールに対して10%~12%の分量になります。
・無水エタノール100mlの場合 アロマオイル(精油)10ml~12ml(200滴~240滴)
※ 無水エタノールは揮発性が高く香りがは早くなくなりやすいので、ベースオイルも一緒に入れると、香りが長持ちしますよ!
アロマオイル(精油)によって香りの強さが違うので、お好みの香りの強さを調節しながらアロマオイル(精油)を入れましょう。
4.リードスティックを数本挿す
最後にリードスティックを挿して完成です。
スティックの本数が多いほど香りがより感じられます。
最初は数本挿して様子をみてからスティックの本数を変え、お好みの強さに調整しましょう!
※ 作製してから時間が経つとスティックのオイルの吸い上げが悪くなってくるので、香りが薄くなってきたらアロマオイル(精油)を追加するか、スティックをひっくり返してみる、もしくはスティックを変えてみましょう。
ハーバリウムディフューザーに入れて悪いもの・良いもの
ハーバリウムディフューザーは何でも中に入れていいわけではありません。
入れていいものと、入れてはいけないものがあり、この点に気を付けて作製することでハーバリウムディフューザーを楽しむことができます。
ハーバリウムディフューザーに入れては悪いもの
- 生花など水分が多いもの
水分量が多い生花はオイルにカビが生えてしまうことも。 - ゴム、金属、アルミ製のもの
造花を使用する場合は、茎や葉などに針金が入ったものは避けましょう。
金属やゴム製品などは油分に強くないため、オイルに入れると酸化したり、臭いを発生させてしまうこともあります。
そのためオイルが濁り、綺麗な状態を維持できないため花材には適しません。
ハーバリウムディフューザーに入れていいもの
- プリザーブドフラワー
- プリザーブドリーフ
- ドライフラワー
- 造花(針金が入っていないもの)
- 貝殻
- 砂(カラーサンド)
- リボン(針金が入っていないもの)
- ドライフルーツ(花材専用)
- 和紙
- ガラス(ビー玉やシーグラスなど)
花以外のものを入れることで、よりオリジナル感が増します!
季節やイベントに合わせて、オリジナリティのあるハーバリウムディフューザーを作るのも楽しいのでおすすめです!
ハーバリウムディフューザーを作る際の注意点
- 必ずドライフラワーかプリザーブドフラワーを使う
乾燥している花を使用しないと、花に含まれる水分によってハーバリウムディフューザーにした後に腐敗が進んでしまいます。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーを使用する際も十分乾燥したものを使用し、湿気てしまったものは使用しないようにしましょう。
- オイルを使用しているので火元に気を付ける
ハーバリウムディフューザー専用オイルは発火しにくい化粧品等の材料として使用されるものが多いのですが、中には可燃性のものもあります。またアロマオイル(精油)は可燃性のオイルです。
安全のため、ガスコンロなど火元の近くにハーバリウムディフューザーは置かないようにしてください。
- 直射日光は避ける
ハーバリウムディフューザーは直射日光に長く当たっていると、日焼けや色落ちをして色が変わってしまうことがあります。
なるべく直射日光の当たらないところにディスプレイしましょう。
- 小さなお子様の誤飲などに注意する
綺麗なハーバリウムディフューザーはお子様にとっても興味深いものです。
誤って水だと思って開けて誤飲してしまわないよう、綺麗に見えるハーバリウムディフューザーはお子さまにとっても興味深いもの。誤って水だと思って開けて誤飲してしまわないように、小さなお小さなお子様がいらっしゃるご家庭では十分注意して管理してください。
まとめ
お好みの花材や瓶の形、スティックと自分好みのディフューザーが簡単にできます。
リビング、寝室、玄関、トイレなど、さまざまな場所に合わせた香りとインテリアの両方を叶えてくれる素敵なアイテムです。
置きたい場所をイメージしてオリジナルのハーバリウムディフューザーを作ってみてください!
ちょっとしたギフトにも喜ばれますよ!
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